ヒトとモノとコト

阿蘇小国杉 ヒトとモノとコト 森を育て守り後世につなぐ

小さな国の大きな未来

小さな国の大きな未来

人々に想いを繋ぐ、阿蘇小国杉

九州の中央、巨大なカルデラで有名な阿蘇山の裾野に広がる小国町(おぐにまち)は、町の約7割を森林が占める林業の町です。
その歴史は古く、江戸時代に植樹を始めてから約250年間、木を守り育てる生業は脈々と受け継がれてきました。祖父の代から父の代、そして息子の代へとじっくりと時間をかけて育てられてきた小国杉。
伐採をむかえ、ひとつの製品となるまでに、数々の人の想いが込められています。

人々に想いを繋ぐ、阿蘇小国杉

小国杉250年の香り出来ました

小国杉250年の香り出来ました

林業について

About forestry

サービス業や同じ第一次産業である農業よりもはるかにGDPが低く、高齢化が進んでいる林業。
しかし一方で、木の良さを見直し、国産材の自給率を上げようという国をあげての動きや、地方での暮らしが注目され始めたことにより、地方に移り住み、林業を生業とする若手が現れるなど、伸びしろの大きい、宝の隠された産業とも言われている。林業は、単に木材を生産するだけではない。地域経済を活性化させ、雇用を創出する。きれいな空気と豊かな水を生み出す。土砂災害を防ぎ、地域の防災に貢献する。
林業を守ることは、わたしたちの暮らしを守ることに繋がっている。

森の力

森の力

Power of the forest

雨水を受け止める緑のダム

森林は、雨水を受け止め、少しずつ地中深くに浸透させて保水し、川の源流を生み出します。大雨の時も天然のダムとして、雨水が一気に都市へ流れ落ちるのを防いでくれます。

土砂崩れなどから地域を守る

きちんと管理された森は木の根がしっかりと大地に張り巡らされ、土砂崩れなどが起きにくい、災害に強い土地になると言われています。

酸素を生み、空気を浄化

木は成長するときに二酸化炭素を吸って、酸素を生み出します。新鮮な酸素の宝庫である森は、地球温暖化の防止にも一役買っています。

豊かな海を育む、豊かな森

適切に手入れがされている森からは、川の流れにのって、あらゆる生き物にとって大切な養分やミネラルが下流まで流れていきます。森の手入れが行き届かず、放置されてしまうと、山が荒れていきます。山が荒れると、その下流にある海で、魚が獲れにくくなるため、漁師さんが森づくりに励む地域があります。そして、森は、都市を災害から守り、住まいを建てる木材や、木製品、日々使っている紙などを生み出してくれます。農業、水産業、都市での暮らし、全て森と繋がっているのかもしれません。

阿蘇小国杉のこと

About Oguni cedar

250年の歴史が育てた、小国町自慢の杉の木

九州の中央、阿蘇山の裾野に広がる熊本県小国町。
250年前から「小国杉」を幾世代もの人々が育ててきた林業の町です。

小国町の林業は、江戸時代、細川藩から各戸に25本ずつ苗木が渡されたことに始まります。国内でも長い歴史を持つ林業地であり、立派な古い木がたくさんそびえ立っています。

ヤブククリ

小国杉の品種は
「ヤブククリ」と「アヤスギ」

ヤブククリ

淡いピンク色で、強度と粘りがあるため、横架材や板材に適してます。木目が細かく、赤身が多いため害虫や湿気に強く、油艶もあります。挿し木が容易で成長が早いという特徴もあります。

アヤスギ

アヤスギ(ヤクノシマ)

淡紅色で、油分が多く、とても美しい色艶があります。年輪が正円ではないため、板にすると美しい笹目が現れます。強度があり、柱材や板材に適しています。小国町では「ヤクノシマ」と呼ばれています。

恵まれた地域条件が生み出す高い品質

小国町は山間高冷地帯のため、九州でありながら、夏は涼しく、冬はマイナス10℃の厳しい寒さが訪れます。この寒暖の差が、木目の詰まった、比重の高い丈夫な小国杉をじっくり育ててくれます。また山の傾斜がなだらかで高低差が少ないため、木の性質が揃いやすく、使いやすい木材に仕上がります。

恵まれた地域条件が生み出す高い品質

九州国立博物館(福岡県・太宰府市)

国の施設にも使われる優れた性能

小国杉は、その強度や材質の良さ、色の美しさから、全国の様々な場所で利用いただいています。

・ 九州国立博物館(福岡県・太宰府市)

・ 熊本空港(熊本県)

・ 東京おもちゃ美術館(東京都・新宿区)

小国杉の持つ湿度調節機能が、他の国立博物館で使用されている吉野杉などと比較しても劣らず優れていることから、収蔵庫材の内装材として国から選ばれています。また小国杉は、収蔵物の劣化に影響を与える有機酸放出量が少ないと言われています。

地域の取り組み

About a local action

温泉地ならではの先進技術「地熱乾燥」

化石燃料を使わずに、温泉地熱のエネルギーを活用して木材を乾燥させる、国内でも珍しい技術を開発。地域資源を無駄なく活用し、CO2の排出削減にも貢献するエコな木材です。中程度の温度でじっくり乾かすので、木材にもやさしく、色艶が保たれた美しい状態のままだと好評です。※「地熱乾燥材」は2014年に商標登録済。

生産者の顔が見える木材 認証

生産者の顔が見える木材 〜 “SGEC” “SGEC-CoC” 認証

適正な森林管理と環境に配慮した木材の証明である「SGEC」と「SGEC-CoC」の認証を受けています。小国町の山林の多くが認証森林であるため、山から木材がお客様の手元に届くまでの流通経路が追跡できます。食べ物のトレーサビリティのように、産地や生産者を選べる安心感は、どこでもできることではありません。

小国町のカーボン・オフセットの取り組み

カーボン・オフセットとは、自分たちが出した温室効果ガス(CO2)排出量のうち、削減努力をしてもどうしても減らせない排出量の全部、または一部を、森林など他の場所での排出削減・吸収量で埋め合わせ(オフセット)することをいいます。

小国町のカーボン・オフセットの取り組み

九州自治体としては初めてJ-クレジットにおける森林クレジットを取得

1997年の地球温暖化防止に向けた「京都議定書」の国際条約に基づき、
日本でも環境省によるオフセット・クレジットの取り組みが2008年11月から始まりました。
これまで、適切に管理された森林が吸収するCO2を定量化する事は非常に困難な事でしたが、
この制度の仕組みにより、公的な森林吸収クレジットを生み出せるようになりました。
小国町では、2010年3月に九州自治体としては初めてJ-VER(現:J-クレジット)制度における森林クレジットを取得。
同4月には小国町と小国町森林組合とともに「小国町カーボンオフセット協議会」を設立しました。

熊本県小国町間伐推進プロジェクト(J-クレジット) 概要

  • 方法論:間伐促進
  • クレジット:(吸収見込量)2,500tCO2/5ヶ年、(認証・発行済)992tCO2
  • 実施者:熊本県小国町
  • 実施場所:小国町有林

250年の香り

About the fragrance of the forest of 250 years

小国杉100%の天然エッセンシャルオイル

柑橘系を思わせる甘酸っぱさとウッディで爽やかな香りをあわせ持つ、森のエッセンシャルオイル

  • 学名:Cryptomeria japonica
  • 科名:スギ科
  • 抽出部位:葉・枝
  • 抽出方法:水蒸気蒸留法
  • 主な成分:モノテルペン類、a-ピネン、サビネン、リモネン、テルピネン-4-オールなど
  • 主な効能:リラックス効果、抗菌、消臭効果が期待されています。

小国杉100%の天然エッセンシャルオイルアロマ

小国杉250年の香り出来ました

小国杉250年の香り出来ました

小国杉エッセンシャルオイルが持つ”力”

エッセンシャルオイルの効能をみる

experiment1

小国杉精油(エッセンシャルオイル)にはどんな力があるのか、九州大学にて調査しました。

小国杉精油にはどんな菌に影響を与えるのか実験しました。

結果、小国杉精油には黄色ブドウ球菌への抗菌効果が認められました。

※黄色ブドウ球菌:ニキビやアトピー性皮膚炎の原因菌ともいわれています。

黄色ブドウ球菌への抗菌効果

同じ培地で、小国杉精油成分がある環境とない環境で培養し、その後どう変化するのか調べました。

黄色ブドウ球菌への抗菌効果

小国杉エッセンシャルオイルが持つ力 実験1

小国杉の香りがヒトの体にどんな影響をもたらすのか検証しました。

男女11人を対象に限られた空間の中で、小国杉の香りを嗅ぎ、自律神経活動、唾液、血圧、脈拍など様々な角度から科学的に調べました。

結果、小国杉の精油には、課題への取り組みに影響がなく、リラックス効果が期待されることがわかりました。

仕事中疲れたときやリフレッシュしたいときに小国杉精油の香りをかぐことで、仕事効率アップにつながるかもしれません!日常に小国杉の香りを取り入れてみてはいかがでしょうか。

詳細データはこちら(PDF:九州大学データ)

小国杉の香り ヒト実験方法

小国杉の香り ヒト実験結果

小国杉エッセンシャルオイルの使い方

エッセンシャルオイルの使い方

基本の使い方

アロマランプ、アロマ加湿器、ディフューザー、アロマウォーマーなどを使用し、お部屋に香らせます。

ディフューザーをお持ちでない場合は・・・

  • ハンカチやティッシュに小国杉エッセンシャルオイルを1、2滴垂らして、枕元やデスクに置くとほのかにお部屋に香ります。また、オイルを垂らしたティッシュなどを鼻に直接近づけて香りを楽しみます。
    ※小国杉エッセンシャルオイルの商品をご購入の場合は、付属のデュフーザーキューブか枝の輪切りに垂らしてご利用ください。
  • マグカップに熱湯を入れ、小国杉エッセンシャルオイルを1、2滴垂らすと湯気とともにふんわり香ります。

小国杉エッセンシャルオイルの使い方

おすすめ!ルームスプレー

市販のスプレーボトル(50mlの場合)に無水エタノールを5ml程度入れます。小国杉エッセンシャルオイルをお好みで10~20滴入れてよく振って下さい。精製水を45ml加えてさらによく混ぜ合わせます。(精製水のかわりに温泉水を使うとよりなじみます)
作ったスプレーを保存する場合は遮光瓶がおすすめです。使用前に毎回よく振りご使用ください。
※作ったスプレーは早めにご利用ください。消臭効果も期待できますので、お部屋や車内の消臭スプレーとして使うのもおすすめです!

小国杉エッセンシャルオイルの使い方

入浴剤

塩や重曹(大さじ2)に小国杉エッセンシャルオイル1~5滴混ぜてお風呂に入れます。※一般的な家庭の浴槽(200L)に対しての分量です。塩や重層のかわりにハチミツを使うと保湿効果が期待できます。

1日の疲れを癒しつつ、リラックス効果が得られます。また、ニキビやアトピー性皮膚炎の原因菌の繁殖が抑制される可能性があります。

小国杉エッセンシャルオイルの使い方

《香りのスペシャリスト》 一刈美穂さんに聞く “250年の森の香り”

一刈美穂

アロマ空間デザイン事務所『AROMA-DIRECTION』代表

1996年、東京在住中に当時、日本唯一のアロマテラピースクールにてアロマの第一人者、故・栗崎小太郎氏に師事。百貨店やオフィスなどに毎月変わるAROMA-DIRECTIONオリジナルの香りをお届けする 『アロマ空間デザイン事業』を展開中。 また、飲食店や美容室、サロンにておしぼりアロマも展開中。
※百貨店‥博多大丸、福岡三越、小倉井筒屋など。
エアーステーションひびき FM88.2『一刈美穂のWakuWakuな時間』ラジオパーソナリティー(毎月第4火曜15:00~16:00)西日本リビング新聞社webサイトにて『アロマ日和』コラム執筆。その他、アロマに関する講演会、セミナー、商品開発等、幅広く活動中。
AROMA-DIRECTION : http://aroma-direction.jp/

一刈美穂さんコメント

小国の地に250年間、根を張り、小国を見守ってきた偉大な母のような、凛とした芯の強さ、暖かさ、未来へ託す清々しさを感じますね。若い小国杉は、まだ全体が尖っている勢いの良さ、意外と様々な香りとも相性が良く、秘めた可能性を感じます。 年数の違いでこんなにも、香りに違いがあるのだと驚きました。250年アロマは若い小国杉精油のような、もわっとした森の湿度を感じさせず、研ぎ澄まされた聡明さをも感じますね。かなり柑橘系が強くなり、同じスギ科のプチグレン精油により近づいて来たようにも感じました。

アロマランプボトル

Aroma lamb bottle

小国杉のチップが詰まった持ち運び可能なアロマランプボトル。香りの広がりを“ふわりと”広げるため、あえてチップに。
柔らかい灯りの豆電球を使用するなど“森を慈しむ雰囲気”にこだわりました。

《森の香りを囲む灯り》

そんな優しさを身近なモノに。

小国杉250年の香り出来ました

小国杉250年の香り出来ました